なぜ間違った情報が載るのか
「登録した覚えがないのに、うちの店が地図に出ている」という相談をよく受けます。地図上の店舗情報は、店が登録しなくても作られることがあります。
間違いが生まれる経路は、主に次のとおりです。
- 自動で作られた:他の情報源をもとに、店が知らないうちに掲載された
- 利用者が編集した:来店した人が「情報の修正を提案」から変更できる仕組みがある
- 混雑状況から推測された:実際の来店の少ない時間帯が、営業時間外と判断されることがある
- 前のテナントの情報が残っている:同じ住所に別の店が入ったときに起こる
- 登録が重複している:移転や担当者の交代で、複数の情報ができてしまった
2つ目は意外に思われるかもしれませんが、地図の情報は利用者からの提案も反映される仕組みです。善意の修正が実態と合わないこともあります。
いずれの場合も、店側が管理できる状態にしておけば直せます。放置していると、間違ったまま残り続けます。
まず自分の店の情報を確認する
直す前に、今どう表示されているかを確かめます。普段自分で見ているつもりでも、お客様に見えている画面とは違うことがあります。
- スマホで店名を検索し、地図に出る情報を一通り見る
- 営業時間、定休日、祝日の扱いが正しいか
- ピンの位置が建物と合っているか。裏や隣を指していないか
- 電話番号が今の番号か。使っていない番号が残っていないか
- ホームページのリンク先が正しいか
- 業種の分類が実態と合っているか
- 「情報の修正を提案」を見て、身に覚えのない変更がないか
ピンの位置は特に確認してください。数十メートルずれているだけで、初めて来る方がたどり着けません。駐車場の入口が別の場所にある店舗では、その旨を説明文に書いておくと親切です。
確認は、自分のアカウントでログインしていない状態で見るのがおすすめです。ログインしていると管理者向けの表示になり、お客様の見え方と違う場合があります。
オーナー確認をして編集できる状態にする
情報を直すには、その店舗の管理権限が必要です。これを得る手続きが「オーナー確認」です。
地図上の店舗情報に「このビジネスのオーナーですか」といった表示があれば、そこから申請できます。確認の方法はいくつかあり、店舗の種類によって選べるものが変わります。
- はがき:登録住所に確認コードが届く。数日から2週間ほどかかる
- 電話・メール:登録した連絡先にコードが届く
- 動画:店舗の外観や設備、作業の様子を撮影して送る
すでに誰かが管理者になっている場合は、その方に権限を求める形になります。以前の担当者や、依頼していた業者が管理者のまま連絡が取れないケースもあります。その場合も、正当なオーナーであれば申し立てをする手段が用意されています。
権限を得たら、管理者に誰を入れるかを整理しておきます。個人のアカウント1つだけに頼っていると、その方が退職したときに同じ問題が起きます。会社で管理するアカウントを主にし、複数人が入れる状態にしておくのが安全です。
項目別の直し方と、反映までの時間
編集できる状態になったら、項目ごとに直していきます。すぐ反映されるものと、審査に時間がかかるものがあります。
- 営業時間:通常の時間に加えて、祝日や特別営業日も設定できる
- 臨時休業:休みの日を指定しておくと、その日だけ休業と表示される
- ピンの位置:地図上でつまんで動かす。実際の入口に合わせる
- 店名:実際に使っている名称にする。地域名やサービス名を足さない
- 業種:主となる業種を1つ選び、必要なら追加の業種を足す
店名に余計な言葉を入れるのは避けてください。「加古川 激安」のような語を足すと、規約に反するとして情報が停止されることがあります。看板や登記に使っている名称をそのまま入れるのが基本です。
修正が反映されるまでには、すぐのものから数日かかるものまであります。しばらく待っても反映されない、あるいは元に戻されてしまう場合は、実態を示す材料(看板の写真、公式サイトの記載など)を揃えたうえで、再度申請します。ホームページに正しい情報が載っていることも、判断材料の1つになります。
重複した情報と、閉店した店舗の整理
同じ店の情報が2つ以上ある状態は、思ったより多く起きています。移転したとき、担当者が代わったとき、業者に任せていたときなどです。
重複があると、お客様がどちらを見るか分かりません。片方に古い営業時間が載っていたり、口コミが分かれてしまったりします。
- 店名や住所、電話番号で検索し、同じ店が複数出ていないか確かめる
- 重複が見つかったら、残す1つを決めて、他は統合を申請する
- 移転した場合は、新しい情報を作らず、既存の情報の住所を変更する
- 閉店した店舗は「閉業」として登録し、残したままにしない
移転のときに新しく作り直してしまうと、それまでの口コミや評価が引き継がれません。住所を変更する形で対応してください。
こうした確認は、一度直したら終わりではありません。利用者からの提案で変わることがあるため、月に一度、自分の店の表示を見る習慣をつけておくと安心です。年末年始やお盆の前には、特別営業日の設定もあわせて見直しておきます。
まとめ
Googleマップの店舗情報を直すための手順を振り返ります。
- 店舗情報は登録しなくても作られ、利用者の提案でも変わることがある
- ログインしていない状態で、営業時間・ピンの位置・電話番号を確かめる
- 直すにはオーナー確認が必要。会社のアカウントで複数人が管理できる形にする
- 店名に余計な語を足さない。規約に反すると情報が止まることがある
- 重複は統合し、移転は住所変更で対応する。月に一度は表示を確認する
まずはスマホで自分の店名を検索し、営業時間とピンの位置が合っているかを見てみてください。ここが違っていると、来られるはずのお客様を逃しています。
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