SNSとホームページは、得意なことが違う

まず、それぞれが何に向いているかを整理します。ここが曖昧なまま両方に同じ内容を載せていると、手間ばかり増えて成果につながりません。

SNSが得意なのは、知ってもらうことと、思い出してもらうことです。まだお店や会社を知らない人のタイムラインに流れ、興味を持ってもらえる可能性があります。一度つながった人には、投稿するたびに存在を思い出してもらえます。

ホームページが得意なのは、探している人に見つけてもらうことと、判断してもらうことです。「加古川 ホームページ制作」のように、必要が生まれたときに検索する人と出会えます。料金や対応内容をまとまった形で置けるので、依頼するかどうかを決める材料になります。

もうひとつ大きな違いが、情報の残り方です。SNSの投稿は時間が経つと流れていき、探し直すのが難しくなります。ホームページのページは、検索から何年でも見つけてもらえます。どちらか一方では、この2つの役割を両方は担えません。

どちらに何を置くかを決める

役割が違うので、載せる内容も分かれます。目安は次のとおりです。

  • SNSに向くもの:日々の様子、季節の話題、新商品の速報、制作や施工の途中経過、スタッフの人柄
  • ホームページに向くもの:料金、対応内容、会社概要、よくある質問、実績、詳しい説明、問い合わせフォーム

分け方の基準はひとつです。「あとから探されるものか、その日限りのものか」で考えます。料金や対応エリアは、半年後の人にも同じように必要です。今日の入荷情報は、今日見てもらえれば役目を終えます。

両方に載せてよいものもあります。新しいメニューや新しいサービスは、SNSで告知しつつ、ホームページにも常設のページを作っておく。こうしておけば、投稿が流れたあとも検索から見つけてもらえます。

逆に、料金や営業時間をSNSの投稿だけで済ませるのは避けたほうが賢明です。過去の投稿を探し出すのは手間で、たいていの人はそこまでしません。

スマホでSNSの投稿を見る

SNSからホームページへつなぐ導線

SNSで興味を持った人が、次に詳しく知りたくなったとき。その受け皿がホームページです。ここがつながっていないと、せっかくの関心が途切れます。

  • プロフィール欄にURLを置く:最も基本で、最も見落とされやすい
  • 投稿の中でも案内する:「詳しくはプロフィールのリンクから」のひとこと
  • リンク先を合わせる:メニューの話ならメニューページへ直接
  • 着地したページで迷わせない:問い合わせや予約のボタンをすぐ押せる位置に置く

とくに3つめが効きます。トップページに送ると、そこから目的の情報を探し直すことになり、途中で離れる人が出ます。話題に対応するページへ直接つなぐほうが、行動まで進みやすくなります。

着いた先のページも見直しておきます。SNSからの訪問はほぼスマホです。文字が小さくないか、ボタンが押しやすいか、電話番号がタップで発信できるか。自分のスマホで、投稿を見てからページを開くまでを一度たどってみるのが確実です。

ホームページからSNSへつなぐときの注意点

逆方向のつなぎ方も考えておきます。ホームページにSNSのアイコンを置くのは一般的ですが、置き方には注意が必要です。

目立つ位置に大きく置くと、問い合わせの手前でSNSへ移動してしまう人が出ます。ホームページに来た人には、まず問い合わせや予約まで進んでもらうのが本筋です。SNSへのリンクは、フッターなど落ち着いた位置に置くのが無難です。

また、更新が止まっているアカウントへのリンクは、置かないほうがよい場合もあります。最後の投稿が1年前だと、事業の状況を疑われることがあります。続けているものだけを載せる、という判断で構いません。

投稿をホームページ内に埋め込んで表示する方法もありますが、表示が遅くなる要因になります。速度への影響を確かめたうえで、必要な場合だけ使うようにしてください。

ホームページ・SEO・MEO・SNSをどう組み合わせるかは、中小企業がWeb集客で成果を出すための基本で全体像を解説しています。
更新の担当と頻度を決めて共有する

両方を無理なく続けるための決め方

人手が限られている中で、両方を同じ熱量で回すのは現実的ではありません。負担の配分を決めておきます。

おすすめは、ホームページを先に整えてから、SNSを始める順番です。SNSで興味を持ってもらっても、受け皿がなければ問い合わせにはつながりません。まず判断材料の置き場所を作り、そのあとに入り口を増やす、という順番です。

運用が始まったあとの配分は、次のような形が続けやすくなります。

  • ホームページ:月1回。お知らせを1本、または情報の更新
  • SNS:週1〜2回。写真1枚と短い文章で十分
  • 見直し:3か月に1回、問い合わせがどこから来たかを確認する

SNSは種類を増やしすぎないことも大事です。すべてに手を出すと、どれも中途半端になります。お客様の年齢層や業種に合うものを1つか2つ選び、そこに絞るほうが結果につながります。

問い合わせを受けたときに「何で知りましたか」と一言聞いておくと、どちらが効いているかが見えてきます。数字を細かく追わなくても、この積み重ねで判断できます。

まとめ

SNSとホームページの役割分担について、要点を振り返ります。

  • SNSは「知ってもらう・思い出してもらう」、ホームページは「見つけてもらう・判断してもらう」
  • あとから探される情報はホームページ、その日限りの話題はSNSに置く
  • SNSからは、話題に対応するページへ直接つなぐ
  • ホームページ内のSNSリンクは、問い合わせの手前で目立たせすぎない
  • 先にホームページを整え、SNSは1〜2種類に絞って続ける

まずはSNSのプロフィール欄に、ホームページのURLが入っているかを確認してみてください。入っていなければ、そこが最初の一歩です。

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